「事実は小説よりも奇なり」
イギリスの詩人バイロンの言葉だ。
実際、現実世界では小説家や映画製作者が想像もできないような
事件が多発している。
実際に起きた事件に着想を得たフィクション作品が作られたって、
全く不思議なことではない。
韓国映画では、特に実際に起きた事件を題材にしたフィクション
映画が非常に多い。
脚色の度合いは作品によりまちまちだが、背後に実際の事件が
あるだけに、感動的な物語であれ凄惨な物語であれ、リアリティは
真に迫らざるを得ない。
今週末、実際の事件を題材にした映画を2本見た。
以下は、その鑑賞記録である。
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■제보자 「提報者 ~ES細胞捏造事件~」 2014年 〇〇〇--
(188)
2014年、175万を超える観客を動員した映画(年間16位)。
韓国におけるES細胞ねつ造事件を告発したMBC記者らの困難な闘いを
題材にした社会派ドラマ。
■해무 「海にかかる霧」 2014年 〇〇〇
(187)
黄海上で韓国の漁船に乗り移り、漁具の格納庫に隠れていた20人余りの
朝鮮族の密航者たちが酸欠で集団死する、という凄惨な事故が実際に
起きた。
その事件に大幅な脚色を加え撮影されたのが、この映画だ。
2014年、140万を超える観客を動員した(21位)。
(終わり)
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