■블라인드 「ブラインド」 2011年 〇〇〇--
(237)
2011年、230万を超える観客を動員したヒット作(年間11位)。
視覚障がい者の若い女性が主人公のサスペンス・スリラーだ。
ひき逃げ事故を起こしたタクシーに同乗し、事故現場で放り出された
主人公と事故を目撃したフリーターの青年、そしてプサン方言を使う
刑事の3人が協力してひき逃げ犯を追う。
しかし、そのひき逃げ犯は、実は凶悪な連続殺人鬼でもあり、口封じの
ため、逆に「目撃者」である主人公と青年の命を狙い始める。
追いつ追われつの息詰まる物語が展開されて行く。
ところで、この映画では、劇中、殺人鬼が好む音楽として「世界の恋人」
フリオ・イグレシアスの曲がたびたび流れた。
これにはちょっと驚いた。
□Julio Iglesias-La paloma
映画の内容もよかったが、この曲の甘い調べが、殺人鬼の狂気や
残虐性を際立(きわだ)たせる、いい効果を発揮していた。
(終わり)
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