$ 0 0 2018年の有田陶器市では、思いがけず、韓国忠清南道公州から招かれた農楽隊(有田国際交流協会より)のパレードや演奏を見ることができた。公州と言えば、有田焼の「陶祖」李参平の出身地と考えられている町である。公州出身の陶祖らがこの有田の地に窯を開いて以来、400年を超える時間が流れた。今に受け継がれる韓国伝統の農楽隊が奏でるにぎやかなリズムと軽妙なパフォーマンスは、見物客の耳と目を楽しませるだけではなく、この町に眠る朝鮮人陶工らの魂に対する格好の慰霊にもなることだろう。(終わり) ← 応援のクリックをお願いします。