この週末、「ヲタク」は、ついに200万以上の観客を動員した韓国映画を
全て見終えた。(※2018年の新作除く)
△韓国映画振興委員会の統計より
韓国映画振興委員会の統計によれば、過去、観客動員が200万人を
超えた韓国映画の総数は186本。
自分で書くのも何だが、なかなかできることではない。
以下は、例によって「ヲタク」の韓国映画鑑賞メモ。
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■색즉시공 시즌2 「セックス イズ ゼロ 2」 2007年 〇〇〇〇-
(359)
2007年、200万を超える観客を動員したちょいエロ純愛ドラマ
(年間12位)。「セックス イズ ゼロ」(2002年)の続編。
原題の「색즉시공」とは「色即是空」のこと。「ヲタク」にとって
面白かったのは、これを「Sex is zero」と翻訳(?)した感性。
なかなか頓智がきいている。
△二日酔いの主人公が彫刻に腰をこすりつけるシーン(映画より)
映画は、大学の格闘技同好会の男子学生らのおバカな日常や性体験を
赤裸々に、そしてコミカルに描いている。
△風俗街に連れていかれた主人公(映画より)
学生が風俗街を訪れる様子なども描かれており、この映画が未成年
閲覧禁止に指定された理由もよくわかる(映画では運悪く警察の
取り締まりに会い逮捕されしまう)。
ただ、映画の後半部ではいきなりシリアスな展開となり、人が人を
想う心の切なさや男女間の精神的な結びつきの美しさも描かれている。
主人公が、愛する女学生の将来の幸せのため、一旦は、彼女の元を
立ち去る決心をするシーンには、中高年男の胸も締め付けられた。
△異種格闘技戦には敗れたが、彼女とは結ばれた主人公(映画より)
この映画もやはり、韓国映画の奥の深さ、幅の広さを実感させられた
映画であった。
■쩨쩨한 로맨스 「くだらないロマンス」 2010年 〇----
(358)
2010年、200万を超える観客を動員したラブコメディ(年間12位)。
主人公は、作画に才のある漫画家の男と自称ストーリー作家の女。
最後は、2人の合作漫画がコンテストに入選し、2人の恋も成就する、
というハッピーエンド。
■달콤,살벌한 연인 「甘く、殺伐とした恋人」 2006年 〇----
(357)
2006年、200万を超える観客を動員した異色のラブロマンス(年間
10位)。
4人もの人間を殺害した詐欺師の女と大学講師の男の奇想天外な純愛を、
明るくさわやかに描いた、実にユニークな(?)映画。
韓国映画の奥の深さを実感させられた映画である。
(終わり)
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韓国映画と200万動員
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