韓国の中山美穂！？

■정화,홍련 「箪笥」　2003年   〇－－－－



2003年、310万を超える観客を動員したホラー映画（韓国映画振興委）。

父親の不倫と母親の自死（箪笥の中での縊死）、その後の父親と
元不倫相手の再婚。さらには、継母との不和の果てに妹が事故死
（箪笥の下敷き）してしまい、ついに精神を病んでしまった姉が
主人公。

映画では、その主人公の姉が見る死んだ妹の幻覚や分裂（乖離）した
自分の別人格としての継母、さらには霊的現象なども加わり、複雑で
緊迫した心理劇が繰り広げられる。

「ヲタク」の趣向には全く合わない映画であった。

ただ、この映画では、映画の本筋と無縁の理由で中高年の「ヲタク」を
混乱させ、動揺させたシーンがあった。

ある特定のシーンに登場した継母が、日本の女優、中山美穂（ある
時期の）に、あまりにもよく似ていたのだ。


△なぜ、こんなところに中山美穂が！？（映画より）

人種的に見て韓国人も日本人と同じモンゴロイドなので、韓国映画に
日本の俳優や有名人、あるいは「ヲタク」の知人によく似た顔立ちの
俳優が出てくることは、たまにある。

しかし、この中山美穂似の女優（特定シーンに限り）には驚いた。

特に彼女のファンというわけではないが、彼女の出演作である映画
「ラブレター」には、かなりの思い入れがある。



中山美穂似の韓国人女優を見て、「ヲタク」の心が映画の展開から離れて
行ってしまったとしても、それはそれでしかたがないのである。


（終わり）


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