■데자뷰 「(直訳)デジャブ」 2018年 〇----
(390)
2018年5月公開のミステリー映画。
主人公の女性に関わる3人の男たちは、みなそれぞれに病的で異常な
男たちばかり。
建設会社で働くエリート会社員の彼氏。彼氏と付き合いのあるヤクザ
(金融会社社長)。そして、刑事。
刑事の妹は、主人公が同乗した彼氏の車に轢かれ瀕死の重傷を負った
あげく、彼氏に殺害され、彼氏の会社が建設中のマンションビルに
埋められてしまう。
刑事は妹を失った衝撃で、徐々に精神のバランスを失っていく。
女性は、再三、彼氏に自首を勧めるが、逆に彼氏から妙な精神薬を
飲まされ、過去の記憶があいまいになっていく。そして、同時に、
激しい幻覚や幻聴に苦しめられるようになってしまう。
最後には、彼氏も、彼女を苦しめるストーカーのヤクザも、彼氏と
主人公に私的制裁を加えようとする刑事も、男たちは3人とも、みな
死んでしまう、という何とも陰惨な映画であった。
女性が一人、生き延びたことだけが、救いと言えば救いと言える。
考えてみれば、韓国映画には交通事故が付きものと思えるくらい、
交通事故のシーンが多いという印象を持っているが、この映画くらい、
残酷で罪深い交通事故はなかった。
(終わり)
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韓国映画と自動車事故
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