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韓国映画と宮廷の女官

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■궁녀  「宮女(クンニョ)」 2007年  -----
(491)



2007年、140万(公式統計)を超える観客を動員した異色の時代劇。

朝鮮王朝の宮廷を舞台に、密かに王の子を産みながらも、子どもを
側室に奪われた上、殺されてしまった側室付きの女官が、死後、悪霊と
なり、自分の子を王にするため、側室に乗り移り暗躍する物語。


△主人公の女医(左)

ただ、この映画の主人公は、悪霊になった女官ではなく、女官の死の
真相を命がけで解き明かした宮廷の女医。

女医は、女官の死の真相や悪霊が乗り移った側室の正体を一生、口外
しないことを誓い、側室に仕え続ける道を選ぶ。


△母親の葬儀の場で次期王を披露する王(右)と王子の母親の側室(左)

ミステリーとホラーが合体したような不気味な映画であった。

もちろん、「ヲタク」の趣向には全く合わなかった。


(終わり)


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