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韓国映画と児童虐待

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■미쓰 백   「(直)ミス・ベク」 2018年 〇〇〇--
(499)



2018年10月公開の新しい映画。児童虐待問題を扱った社会派映画で、
実話を元に映画的脚色が加えられている。

10年ほど前、1人の若い刑事が、男に傷害を負わせた高校3年生の
女子高生を逮捕する。

強姦しようとする男に抵抗したはずみの傷害事件だったが、男の父親の
社会的な地位が高かったため、施設育ちの女子高生には正当防衛も
認められず、殺人未遂の罪で有罪となった。

刑事は、事件以来、いろいろと女性の世話を焼くうちに、彼女を
愛するようになった。しかし、妻や母親になる自信もなく、何より
同情を嫌う彼女は、刑事の求婚を断り続けてきた。


△映画のポスターより

そんな女性が、偶然、街の一角で、継母と父親に虐待され、アザ
だらけになった1人の少女に出会う。

女性は、過去の自分にも似た、その少女を守る決心をする。


△映画のポスターより

実は、過去、女性が施設に預けられた原因は、うつ病にかかった
母親からの虐待にあったのだった。

女性は、刑事の助力を得ながら、ついに少女を虐待の生き地獄から
救い出す。


△映画のポスターより

そして、映画は、女性と刑事と少女がいっしょに暮らす生活を
予感させながら終わる。

なかなか見ごたえのある映画だった。

ところで、この映画では、刑事役の男優(イ・ヒジュン)が、実に
いい味を出していた。

彼の慶尚道方言が、ソフトでありながらも、あまりにも自然、かつ
リアルだったので、気になって彼の経歴を調べてみた。

やはり、と言うべきか。彼の生まれは大邱(慶尚北道)、出身高校は
大邱の嶺南高校、おまけに出身大学も大邱近郊の嶺南大学だった。




(終わり)



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