■파송송 계란탁 「ネギをサクサク、卵をポン」2005年 〇〇---
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2005年に公開され、110万(公式記録)を超える観客を動員した
ヒューマンコメディ。
母親の死後、孤児院で暮らしていた子どもが小児がんにかかって
しまう。彼は、顔も知らなかった父親の元を突然、訪れ、母親の
死や自分の病気のことは隠したまま、父子での国土縦断の旅、という
無理難題を父親に投げかける。
△全羅南道の南端から臨津閣をめざし北上する父子(映画より)
行かないなら、職場である海賊版テープの製造工場のことを警察に
通報するなどと脅された父親は、しかたなく、息子の要求を飲む
ことにした。
父親は、全羅南道の南端から北上する国土縦断の旅を通じて、息子に
対する愛情と責任に目覚めていくが、計画を達成できないまま息子は
この世を去ってしまう。
△「ネギをサクサク切って、卵をコツンと割って入れて」ラーメンを作った息子(映画より)
かなり強引な展開の悲劇ではあったが、父子を演じた俳優らの魅力も
あり、すっかり引き込まれてしまった。
なお、この映画で印象に残ったのは父親の職場。前述の通り、彼は、
海賊版テープを製造する小さな工場で働いていた。
△海賊版テープの製造工場で(映画より)
この海賊版テープには、過去、外国人旅行者だった「ヲタク」も、
ずいぶんお世話になった。
「ヲタク」の場合は、訪韓のたびに、韓国歌謡のヒット曲を集めた
海賊版テープを、プサンの南浦洞で購入したものだった。
(もちろん、正規のレコードも購入したが)
「ヲタク」自身、強い郷愁を誘われたシーンであった。
(終わり)
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韓映画と海賊版テープ
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