■방가?방가! 「パンガ パンガ」 2010年 〇〇〇--
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2010年、90万を超える観客を動員した社会派コメディ。見方に
よってはブラックコメディとも、あるいはヒューマンコメディとも
言えるのかもしれない。
主人公の韓国人青年は、全羅道から職を求めて上京したものの、就職
活動に行きづまる。
そこで、東南アジアっぽい外見(色黒で背が低い)を武器に、外国人
労働者をかたり就職しては、すぐにうそがばれて首になる、という
生活を続けてきた。
そこで、韓国に在住者が大使夫妻のたったの2人(映画より)しか
いないブータン人「パンガ」をかたることにした。
△外国人のど自慢大会に出場した主人公らの多国籍チーム(映画より)
その作戦が図に当たり、彼はまんまと事務用の椅子を製造する
工場にもぐりこむことに成功する。
同僚は、バングラデシュ人の班長をはじめ、ネパール人、ウズベク人、
ベトナム人など、みなが不法滞在者。
ブータン人が板についてきた主人公はドタバタ劇を繰り広げながらも、
同僚のベトナム人女性と恋に落ちたり、抜群の韓国語力(?)を
生かし、外国人労働者の劣悪な労働条件を改善するために奮闘する。
ナンセンスながら、なかなか見ごたえのあるコメディだった。
(終わり)
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韓国映画とニセ外国人
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