大人になって以降、希薄になっていたシャープペンとの関わりが、
韓国語の書き取り練習をきっかけに復活し、今や、「ヲタク」の
シャープペン趣味は飛躍的な深まりと広がりを見せている。
本来の目的は、あくまで、書きやすいシャープペンを使った書き取り
練習にあるのだが、最近では、シャープペンを握っただけで、恍惚感に
似た自己満足を覚えることもしばしばである。
もはや、一種の病気と言ってよい。
今回、紹介するのは、日本のシャープペン市場を席巻している
クルトガ(三菱鉛筆)とデルガード(ゼブラ)の2種のペンの
改造に関する話だ。
医療器具なども手掛けている、ある国内メーカーが、クルトガと
デルガードに装着して(かぶせて)使うアルミ製のカバーを販売して
いる。(「ヲタク」はネットを通じて各1,850円で手に入れた。)
△「SMART-JAKET」(アルミ製カバー)装着後のクルトガと装着前のデルガード
そのカバーを装着すれば、クルトガとデルガードが、高級感のある
りっぱな太軸シャープペンに大変身する。
常に芯の先がとがった状態を維持するクルトガは、常にくっきりとした
文字が書ける反面、指先が緊張するので、長時間の書き取り練習には
不向きな面がある。
しかし、使い方によっては、単調になりがちな書き取り練習に
適度な刺激を与えてくれる貴重な存在ともなるのだ。
一方、アルミ製カバーを装着したデルガードについては、ドクター
グリップ(パイロット)にも引けを取らないくらいの書き心地を
提供してくれる。
もし、書き取り練習をしながら、指先を通じて脳内にドーパミン
(快感ホルモン)が放出されているとなると、書き取り練習の効果は
いやが上にも上がってくるに違いない。
(終わり)
← ポチッと応援 →
↧
指先で感じる恍惚
↧