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韓映画と冬の荒野と女

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짐승의 끝  「獣の最後」 2011年 〇----
(689)



2011年に公開されたインディーズ系の映画。

意味不明な部分の多い難解な映画で、「ヲタク」の趣向には全く合わない
映画だった。

特に、物語の随所で聞こえてきた不気味な獣のうなり声など、それが
何を意味していたのか、最後まで明確に理解することができなかった。

とりあえず、主人公は一人の若い女性。

ソウルの大学に進学はしたものの、授業料が払えなくなり、やむなく
大学を中退。さらに、愛し合っていたはずの恋人は、彼女の妊娠を
知るや、一方的に別れを告げ、立ち去ってしまった。

彼女は、大きくなったお腹を抱え、出産のため実家に帰ろうとするが、
冬の荒野の一本道で、突然、タクシーが止まり、携帯も使えなく
なってしまう。

そして、休憩所をめざし、さまよい歩く途中、まさに悪夢のような
出来事に遭遇する。

疲れ果てタクシーに戻った彼女は、結局、道端で子どもを出産して
しまうが、彼女を愛しているという謎の男(天使?)が赤ちゃんを
タクシーに乗せ、どこかに連れ去ってしまう。


△女性の人生を象徴するかのような冬の荒野(映画より)

映画は、一人置き去りにされた満身創痍の彼女が、冬の荒野を歩く
シーンで終わった。



(終わり)

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