■올드 마린보이 「オールド・マリンボーイ」 2017年 〇〇〇〇〇
（７３３）
2017年に公開されたドキュメンタリー映画。主人公は、元北朝鮮
人民軍兵士の男。
20年間、北朝鮮で軍人生活を送ったという主人公は、2006年、
家族（妻と2人の子ども）を連れ、小船で脱北し、黄海経由で韓国に
入国した。
△軍事境界線近くに位置する江原道最北の漁港、大津港（映画より）
現在、彼は、江原道最北の漁港に暮らしながら、潜水器具を使った
「머구리（モグリ）」漁の潜水夫として働いている。
△コネスト地図より
モグリ漁は、非常に危険で過酷な労働である。
△潜水器具を着け、海底に潜る主人公（映画より）
彼自身、潜水病に苦しめられながら、常に死と隣り合わせの水深
2~30mの海底で、ウニやアワビ、ホヤ、タコなどの海産物を採収
している。
△危険で過酷なモグリ漁（映画より）
そんな彼が、最近、漁港近くで新しく活魚店をオープンさせた。
△店を切り盛りするのは奥さん（映画より）
その名も「청진호횟집（清津号活魚店）」。
「ヲタク」は、例によってタウム（カカオマップ）のストリートビューで
探してみたが、店は難なく見つかった。
△カカオマップ（2018年9月撮影）より
店名に使われている「清津号」とは、彼の漁船の名前。「清津」とは、
言うまでもなく彼の故郷（港町）の名だ。
機会があれば、ぜひ、彼の活魚店を訪ねてみたいものである。
（終わり）
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脱北元兵士のモグリ漁
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