■경의선 「京義線」 2012年 〇〇〇--
(783)
2012年に再公開されたインディーズ系のラブロマンス。
△臨津江駅は京義線の終着駅(映画より)
お互い心に深い傷を負った地下鉄の機関士の男と大学の非常勤講師の
女が、偶然、同じ京義線の終電で寝過ごしてしまい、深夜、雪深い
終点の臨津江駅で途方にくれる。
△臨津江駅で出会った青年と女性(映画より)
相手に自分と同じ匂いをかぎ取った2人は、近隣のホテルで一夜を
ともに過ごすことになった。
そして、他人には話せない苦しい身の上を打ち明け合あうことに
なった。
△ホテルに入った2人(映画より)
映画では、2人が肉体関係を持ったかどうかは描かれていないが、
少なくともその夜、2人は、お互いに心を開き、傷ついた獣が
お互いの傷をなめ合うように、お互いの苦しみを理解した。
はたして、その夜以降、2人の関係がどうなったのか?
意地悪にも、映画は何も説明してくれない。
ただ、1年後、それぞれの人生をそれぞれの場所で前向きに生きて
いる2人の様子を見せながら、映画は終わる。
何とも煮え切らない内容の映画であったが、映画のポスターには
길이 끝나는 그 곳에서 새로운 사랑을 만나다.
(道が終わるその場所で、新しい愛に出会う。)
とある。
どうでもいいことではあるが、「ヲタク」としては、終着駅で
出会った2人が、新しい愛を育みながら、ともに支え合いながら
人生を歩んでいると想像したいところだ。
(終わり)