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韓国映画と高校生兵士

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장사리:잊혀진 영웅들 「長沙里:忘れられた英雄たち」 2019年
(849) 〇〇〇--



2019年9月に公開され、110万を超える観客を動員した
戦争映画。

物語の背景になったのは、朝鮮戦争中の1950年9月、仁川
上陸作戦決行前日に行われた長沙上陸作戦(長沙洞奇襲上陸)と、
その後の撤収作戦。

韓国軍は北朝鮮軍をかく乱するため、ろくに訓練も受けていない
学徒兵(高校生志願兵)らを多数含む800人弱の遊撃隊を、慶尚
北道の長沙(日本海沿岸部)に奇襲上陸させるが、部隊は孤立して
しまい、その撤収作戦には米軍の艦船があたった。


△長沙里作戦に参加した学徒兵(高校生志願兵)ら<映画より>

この映画では、無謀とも言える作戦に動員された学徒兵らの
恐怖や勇気、味方を逃がすため、土壇場で発揮された
自己犠牲の精神などが描かれている。

一方、韓国軍の上層部は批判的に描かれ、アメリカ人の
女性従軍記者(実在のモデル存在)やアメリカ軍関係者の
人道主義的決断(撤収作戦)に光が当てられていた。

もしかすると、一般兵士の命を徹底的に軽視した旧日本軍の
悪しき伝統が、黎明期の韓国軍にそのまま引き継がれていた
のかもしれない。



(終わり)


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