■아워 바디 「私たちのボディー」 2019年 〇----
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2019年に公開されたインディーズ系のドラマ。アラサー
女性の困難な自分探しの物語を、女性の視点(女性監督)
から描いた作品だ。
主人公は子どもの頃から成績が良く有名大学にも入ったが、
公務員試験には失敗し続け、今年で8回目の受験。
主人公は、その8回目の受験をすっぽかす。
ちょうどその頃、地域のジョギング同好会にも加入し、
彼女の生活に大きな転機が訪れる。
△ソウルの漢江沿いをジョギングする主人公ら(映画より)
しかし、仲良くなったジョギング仲間の女性が自殺
してしまう。作家志望の彼女だったが、自分の未来に
絶望する何かがあったようだが、主人公にはわからない。
また、古い友人の紹介でバイトとして入った会社では、
年配の部長と男女の関係を持ってしまったことで会社に
居づらくなり、正規職への転用試験の日、会社を退職して
しまう。
そして、高級ホテルに宿泊し、ルームサービスでお腹
いっぱい食事をとる、という小さな夢を実現させ、最後に
ホテルのソファーで自慰した場面で映画は終わる。
主人公女性の孤独と生きづらさは十分に感じ取れたが、
わかりにくい部分もあり、「ヲタク」の趣向には全く
合わない映画だった。
(終わり)
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韓国映画と7浪受験生
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