ドイツで制作されたドキュメンタリー映画「ハロー・ピョンヤン」
(韓国での公開名、2019年)を見た。
その映画で、中国から北朝鮮に向かう国際列車が鴨緑江大橋を
渡る際の車窓越しの映像を目にすることができた。
△鴨緑江大橋を渡る国際列車の左車窓から見た中国・丹東市(映画より)
その中に遊歩道となった鴨緑江断橋の先端部分が写っていた。
「ヲタク」が初めて目にする映像だった。
△列車右車窓から見た丹東市の鴨緑江断橋(映画より)
いわゆる国境観光を楽しむ人々の姿もはっきり捉えられている。
△左車窓から見る鴨緑江と北朝鮮・新義州市(映画より)
それにしても、この映画を見て、あらためて驚いたのは、
列車が鴨緑江大橋を渡り対岸に着いた途端、目に入ってくる
(映像に捉えられた)北朝鮮・新義州の貧しさである。
対岸の中国・丹東市との経済格差は、あまりに極端すぎて
にわかには信じがたいほどである。
1980年代の初頭、「ヲタク」が初めて韓国を訪問した際に
感じさせられた日韓の経済格差とは、明らかに次元を異に
している。
しかも、丹東と新義州の間には、いくら大河とは言え、
鴨緑江という河が1本、流れているだけである。
(終わり)
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映画で鴨緑江断橋
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