2019年冬のプサン訪問では、いろいろと考え
させられる光景を目にした。
△草梁洞から水晶洞の高層マンション群を望む
これまでも、草梁洞から見て北隣の水晶洞に、
次々と高層マンションが建設されていたのは
知っていた。
ある意味、それは都市の発展である。
△海が見えなくなった水晶洞
しかし、久しぶりに水晶洞の山腹道路を歩いて見て、
「ヲタク」の印象は大きく変わった。
△街と海を隔てる「巨大な壁」のような高層マンション群
水晶洞の高台からも港が見えなくなるくらいに
林立した高層マンション群の威容は、壮観と言えば
壮観である。
大資本(財閥)の力を、あらためて見せつけられる
思いがした。
一方で、歴史ある港町の景観や眺望を、これほど
までに劇的に変えてしまったマンション建設は、
街に加えられた、ある種の暴力と言ってもよい
のではないだろうか?
△釜山港国際ターミナル(海側)から水晶洞方面を望む
少し極端な考え方かもしれないが、壁のような高層
マンション群を見て、真っ先に「ヲタク」の脳裏に
浮かんできた言葉が、この「暴力」だった。
「ヲタク」の妻の実家のある草梁洞も、やがては
水晶洞のように「発展」してしまうのであろうか?
(終わり)
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水晶洞の発展と暴力
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