Quantcast
Channel: 福岡発 コリアフリークなBlog
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4200

韓国映画と慶南方言

$
0
0

눈발 「降りしきる雪」 2017年 〇〇---
(936)



2017年に公開されたインディーズ系の青春ドラマ。

物語の舞台は慶尚南道のコソン(固城)

水原の高校で問題を起こした男子高校生が、父親の
故郷である固城に一家で転住し、固城の高校に
転入する。


△高校生の父親は牧師(映画より)

そして、その高校で、いじめにあっていた1人の
女生徒と出会い、仲良くなる。

彼は彼女をかばい、いじめっ子グループと喧嘩も
した。

もはや恋人同士である。恋した女生徒は、見違える
ほど奇麗になった。


△物語の舞台は慶尚南道固城(映画より)

しかし、ある行き違いから男子生徒は女生徒を
避けるようになる。

それまで、どんなにいじめられても学校を休む
ことのなかった女生徒が、男子生徒の心変わりに
ショックを受け、学校を休んだ。

男子生徒が自分の行いを後悔し、乾いた田に
寝転がり、雪の降る空を見つめるシーンで
映画は終わる。

何とも中途半端な展開の映画だった。

ただし、慶尚道方言に愛着や関心のある人には、
一見の価値のある作品だろう。かなり自然な慶尚
南道の方言が登場していた。

아저씨 그냥 가입시더.
(運転手さん、こんまま行きんしゃい。)

これは、映画の中で、ある老女が発した言葉だが、
「ヲタク」自身、慶尚南道馬山出身の義理の弟
(妻の妹の夫)の慶南弁を思い出してしまった。

プサン育ちの妻や妻の兄弟らとは微妙に異なる
フレーズを口にするのが義理の弟だ。

「ヲタク」の中で、「가입시더」(行きましょう、
行ってください)は、義理の弟に特徴的なフレーズ
である。


(終わり)


Viewing all articles
Browse latest Browse all 4200

Trending Articles