■파수꾼 「番人」 2011年 〇----
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2011年に公開されたインディーズ系の思春期ドラマ。
仲の良かった3人の男子高生のうち、1人が学年の番長に
なった頃から、3人の関係がぎくしゃくし始める。
番長の子分になりたくなかった1人は、番長との
関係に嫌気がさし、番長グループからの暴行事件を
きっかけに転校した。また、番長の嫉妬から恋人との
関係を割かれた一人は高校を退学してしまい、
番長との縁を切る。
△仲の良かった3人がバラバラになり、1人は自死してしまう(映画より)
2人の友人が離れて行った後、番長は、自分自身に
嫌気がさし、自死という極端な選択をする。
壊れやすいガラスのような思春期を描いた作品、とでも
言えばよいのか。
「ヲタク」的には、3人の誰にも感情移入ができない
映画だった。
△インチョンの中華街を訪れた6人グループ(映画より)
それでも、3人が仲の良かった頃、3人の女生徒と6人で
インチョンの中華街に遊びに行ったシーンは印象に残った。
△3代続く老舗の中華料理店<実在>に入った6人(映画より)
6人とも高校の第2外国語で中国語を学んでいた
ようだ。
知っている中国語のフレーズを言い合いながら、
談笑するシーンには、中国語学習の先輩(?)として、
大いに気が和(なご)んだ。
その微笑ましいシーンにも、中国語の
「チーファンラマ?」(ご飯は食べたか?)
が韓国語の
「シーバルノマ」(このくそ野郎)
に聞こえる、という定番のお笑いネタが登場
していた。
結局、「ヲタク」にとってこの映画は、物語の
本筋とは関係のないところの方がおもしろかった
映画、ということになる。
(終わり)
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韓映画とグループ交際
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