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韓映画と漢文塾の先生

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벌새  「ハチドリ」 2019年  〇〇〇〇〇
(956)



2019年に公開されたインディーズ系の思春期ドラマ。


△主人公の家は商店街の餅菓子屋さん(映画より)

1990年代のソウルが背景。


△少女が通っていた漢文塾「清河書堂」(映画より)

学校では「問題児」(날라리)のレッテルを貼られている
1人の漫画好きの女子中学生を主人公に、彼女が
様々な出来事を通じて、自立に向かっていく様子が
描かれている。


△少女は塾で1人の新しい女性講師と出会う(映画より)

中でも、漢文塾における講師の女子大生(休学中)との
出会いと交流と死別が、物語の重要な軸になっていた。


△教材は明心宝鑑(韓国で一般的な儒教の名言集)<映画より>

講師の女子大生が聖水大橋の崩落事故に巻き込まれて
しまう展開は、あらためて、事故犠牲者への慰霊の
思いを募らせた。


△聖水大橋の事故現場を訪れた主人公兄弟(映画より)

人間の人生は、様々な苦痛や理不尽に満ちている。

それにも関わらず、いや、それだからこそ、人間は
小さな喜びや希望に励まされながら生きていく。

今、少女は自分自身の手で自分の人生の扉を開け
ようとしている。

久しぶりに心落ち着く、いい映画を見させて
もらった。


(終わり)


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