■콩나물 「豆もやし」 〇〇〇--
(1011)
2013年に制作されたインディーズ系の短編映画。
顔も知らない祖父の法事のため、父親の実家を訪れた
少女が主人公。
彼女は、法事の料理作りのお手伝いがやりたくて、
商店街まで豆もやしを買いに出かけることにした。
途中、工事や犬、そしていじめっ子らの妨害を
受けながらも、めげずに商店街を目指していた。
そんな少女が不思議な老人と出会う。
その老人は、少女の父親の帽子と全く同じ帽子を
かぶっていた。そして、少女に親切にしてくれ、
商店街の場所も教えてくれた。
後でわかったことだが、その老人は、法事の祭壇に
飾られている写真の人物だった。
少女は、祭壇のお祖父さんにヒマワリを供えた後、
大人たちに促され、何事もなかったかのように、
跪いて礼拝した。
大人たちは、故人と一面識もない少女が祭壇に
ヒマワリの花を供えたことを不思議がった。
ヒマワリは、故人が大好きだった花なのだ。
目には見えない生者と死者の不思議なつながりを
描いた、心温まる作品だった。
(終わり)
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韓国映画と少女と法事
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