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韓国映画と釜山の狂気

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플라스틱 트리  「プラスティック・ツリー」 〇〇〇〇〇
(1063)



2003年に公開された異色の恋愛スリラー。


△プサン市ソンジョン<松亭>海岸(映画より)

方言はほぼ全く登場しないが、物語の舞台は、プサンの
ソンジョン(松亭)海岸。


△100-1はプサンに実在するバス路線<松亭-東莱-釜山大>(映画より)

散髪屋の青年とバイク便配達員の女性が、肩を
寄せ合うように静かに暮らしていた海辺の理髪店に、
青年の幼なじみで遊び人の男が転がり込む。


△主人公が暮らしていた海辺の理髪店(映画より)

その後、展開されるドロドロとした三角関係が、
青年と女性を狂気へと駆り立て、ついには衝撃的な
殺人事件を引き起こす。


△主人公はプサン出身の男優、キム・インゴン(映画より)

それにしても、この映画ほど極端で虚無的な
結末(詳述は控える)を迎える男女の物語も
珍しい。

しかも、無常観の漂う美しい映像と抒情的な音楽が、
男女の孤独と狂気を際立たせていた。


△小さな中華料理店(映画より)

なお、この映画でも、幼なじみが街の中華料理店で
チャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)を食べる
シーンが登場した。

ただし、こちらの方は、それでなくても無作法で
身勝手な幼なじみが食事中、クチャクチャ音をたて
ながら何度もげっぷをするなど、見る者の神経を
逆なでするような食事シーンだった。


△青年と女性を狂気に追い込んだ幼なじみ(映画より)

これは、これまで「ヲタク」が見てきた映画の中で、
間違いなく、最も不快な食事シーンだった。




(終わり)


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