新型コロナ騒動の影響で、最近では「ヲタク」も、
自宅にこもって過ごす時間が増えている。
「ヲタク」の場合、せっかくなので、この際にと
思い、ロシア語や中国語の学習(独学)時間を
意識的に増やしている。
おかげでつい先日、昨年の冬に釜山で購入した
中国語のテキストを、やっと一通り学習し終える
ことができた。
△「しっかりした中国語文法書」(東洋ブックス)
ところで、韓国の中国語教材で勉強していて、日本の
教材にはない「ならでは」の発見があったりすると、
韓国語「ヲタク」は、陰気な悦(よろこ)びに浸る。
例えばテキストの例文から。
△「あなたは東北人なので寒さに弱いはずがない」(テキストp183より)
「東北人」(東北三省居住者、出身者)なら、まだ日本の
中国語教材にも登場する可能性がなきにしもあらずだが、
「延吉」については、日本の教材に登場することなど、
まずないだろう。
△「延吉は夏、暑いですか?」「延吉は夏、暑くありません。」(テキストp218より)
「延吉」とは、知る人ぞ知る、吉林省延辺朝鮮族自治州の
州都。
近年、とみに緊密化している韓国と中国朝鮮族との
関係が、韓国の中国語テキストにも影響を与えている、
と見てよさそうだ。
(終わり)
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韓国と中国語と延吉
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