11月10日(木)の今日、韓国では2012年度全国大学
入試共通試験が実施された。
韓国では国公立・私立、4年制・2年制を問わず、原則的に
全ての大学が、この共通試験を利用するので、全体の
受験者数は非常に多く、現役・浪人を合わせ、今年も実に
約69万人(志願段階)が受験した。
そのうち、5時限目に実施された第2外国語/漢文領域を
志願した受験生は約11万人。
そして、今年も、3万人前後の受験生が、第2外国語/漢文
領域の8科目の中から「日本語?」を選択し、受験したはずだ。
「日本語?」の問題数は全30問で50点満点。
試験終了後、ネット上でも公開された問題文を直接、目に
したが、今年も、いろいろと工夫された30問が出題されて
いた。
ここでは、「ヲタク」がコメントしたくなった問題「ベスト3」を、
簡単なコメントとともに紹介しておく。
まずは問題8.
いくら第2外国語とは言え、ちょっと簡単すぎるのではないか、
と思いながらも、「ヲタク」自身、思わず頬(ほほ)が緩んだ。
おそらく、多くの受験生が救われたに違いない問題だ。
△「さあ、それはどうかな」
次が道路標識の問題。
旅行や留学で実際に日本を訪れる学習者が多い韓国なら
ではの問題と言えそうだ。
ただ、右折禁止の標識は、日本のものとは異なっているので、
もしかすると、これらの標識は韓国のものがモデルになって
いるのかもしれない。
最後に妹と兄の会話文からの問題。
この問題については、会話文自体にちょっとした違和感を
感じてしまった。
妹の兄に対する呼びかけ方が、少し不自然に感じてしまった
のだ。
絵に描かれた少女の年格好からして、「おにいさん」では
なく、「おにいちゃん」、あるいは単に「にいちゃん」の方が
自然でいいのではないだろうか?
△「そうですよね。私も兄のことは
普通、『おにいちゃん』って
呼んでます。うふ」
(終わり)
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韓国大学入試と日本語
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