△JR戸畑駅の駅前通り(小倉方面)
福岡県内にある某国立工業大学を中退後、回り道を
して同じ県内の某私立工業大学に編入、今年の春、
やっと4年生になった「ヲタク」の長男が、この6月、
北九州市戸畑区に本社を置く企業から内定をいただく
ことができた。
決して有名企業ではないが、高い技術力を持つ、地場
大手のIT系企業。
聞くと、難しめの適性試験や2度の面接(2度目は
オンライン)を突破し、最終的に内定まで手にできた
学生は、受験生のおよそ10人に1人という狭き門
だったとのこと。
本当にありがたい話である。
△JR戸畑駅の駅前通り(八幡方面)
この先、順調に行けば、来年の4月から、晴れて
長男も社会人。
SE(システムエンジニア)としての第一歩を踏み出す
ことになる。
△JR戸畑駅(北九州市戸畑区)
他人よりちょっと遅れはしたが、しっかりと自分の
人生を切り開いて行ってほしいものである。
△JR戸畑駅の入り口
この週末、親バカの「ヲタク」はさっそく、愛犬と
いっしょに長男が就職する(予定の)会社の入る
ビルを外から見学に行った。
△駅前にはショッピングモールも
JR戸畑駅のすぐ近くだ。
ビルを確認した「ヲタク」が次に探し始めたのは、例に
よってハングル(4か国語表示の案内)。
「ヲタク」の視線は、上に下に前に後ろにと、せわしく
動く。
ところが、昭和の雰囲気に包まれた駅周辺で目にする
案内表示は、せいぜい英語併記の2か国語表記。
△トイレの中の2か国語表示
残念ながら、そこにはハングルも中国語もない。
△トイレの中の2か国語表示
そう言えば、昭和の時代、韓国や中国を旅行する
日本人はいても、日本を旅行する(できる)韓国人や
中国人は、まずいなかった。
△西鉄バス
そんなことを考えながらも、意地になった「ヲタク」が、
ついに見つけ出したハングルが、西鉄バスの3か国語表示。
△西鉄バス
ちっちゃなハングルではあったが、この発見には救われる
思いがした。
JR戸畑駅周辺にも、新しい時代の風は、確実に吹き込んで
いたのだ。
△JR戸畑駅の発券機はタッチパネル式
そしてもう一つだけ、「ヲタク」の執念が見つけ出した
ハングルがあった。
△発券機は日・英・韓・中の4か国語サービス
そう、タッチパネル式発券機の外国語サービスである。
△ハングルもある
一見、昭和風の駅舎の中にも、外国人観光客を意識した
現代風のデジタル機器がしっかり設置してあった。
△タッチパネルの韓国語表示
こうして「ヲタク」は、小さな自己満足を胸に、長男の
就職先企業の見学とJR戸畑駅周辺のハングル調査を無事、
終えることができた。
(終わり)
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JR戸畑駅とハングル
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