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韓国映画と枢機卿と宿題

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저 산 너머 「あの山の向こうに」 〇〇〇--
(1104)



韓国人として初めてローマカトリック(天主教/
천주교)の枢機卿を務めた故キム・スファン神父
(1922年7月~2009年2月)の少年期を、氏の回想記に
もとづき映画化した作品。

公開は2020年4月。

映画の時代背景は1920年代。日本統治下の朝鮮の
大邱近郊の山村を舞台に、熱心なカトリック信者の
家庭に生まれ育った泣き虫の少年が、母親の深い
愛情に抱かれながら、徐々に神(天主)に仕える道を
志すようになる物語。

登場人物たちの会話は、時代と舞台により忠実に、
若干、濃い目の慶尚道方言。

なお、例によって、この映画でも物語の本筋とは
無関係な部分で強く「ヲタク」の印象に残ったシーンが
あった。


△算数の宿題を忘れ罰を受ける大人の生徒(映画より)

主人公が通った小学校(普通学校?)では、同じ
クラスで実の父子が学ぶケースもあり、時には、
宿題を忘れた父親が、子どもの前で罰を受ける
こともあったようだ。

今からちょうど100年ほど前の話だ。

それにしても、日本の支配から解放され、すでに
長い年月がたった現代韓国でも、発音を変えた
숙제(宿題)」が多くの子どもたちを苦しめ(?)
続けている。

この現状を、どう考えればよいのか。


(終わり)


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