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韓国映画と韓国語の資格

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■10분   「10分」 〇〇〇〇-
(1108)



2014年に公開された社会派ドラマ。

放送系公益団体の出先機関で「インターン」(非正規
職員)として働く大卒の青年が主人公。

まじめな働きぶりが評価され、所長からは口頭で正規
採用を確約されたが、実際、新たに正規採用されたのは
会長のコネで入社した女性。

当初は天下り的なコネ採用に批判的だった同僚たちも、
いざ、女性が配属されるや、すぐに手のひらを返した
ように、女性を囲み和気あいあいとした雰囲気に。

さらに新採女性がしでかした大きな失敗を自分の
責任にされるなど、主人公は職場や同僚に強い
怒りを感じ、完全に愛想をつかす。


△いたたまれなくなりビルの片隅で1人タバコをふかす主人公(映画より)

そして、所長に退職を申し出た。

しかし、新採女性が条件のいい職場に転職して
しまった関係から、主人公は所長から逆に、
急きょ、正規採用を打診される。

そして、返事を返すまでに主人公に与えられた
時間が、わずか「10分」だったという話。

はたして主人公は、所長の話を受けたのか、
それとも蹴ったのか?

映画は主人公が所長に結論を伝える前に終わる。

なかなか見ごたえのある作品だった。

ところで、この映画で強く「ヲタク」の印象に残った
シーンは、就職をめざして長年、主人公が勉強して
いた参考書。


△「KBS韓国語能力試験」は就職や大学入試で活用されることの多い国家資格(映画より)

それはKBS(韓国放送公社)の韓国語能力試験だった。

外国人ではなく韓国人が、母語である韓国語の能力を
外部に証明するための検定試験(国家資格)が存在して
いるとは、全くもって初耳だった。


(終わり)


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