■잡아야 산다 「捕まえないと生きられない」 〇〇〇〇〇
(1197)
2016年に公開されたナンセンスコメディ。
△柔道場の床には畳型マットではなく普通のマットが敷かれている<映画より>
主役は高校時代に共に柔道で切磋琢磨した2人の男。
△韓国の学校では生徒がグーで挙手をする<映画より>
1人は現在、金融系ヤクザの社長で関節技の達人。
もう1人は、日頃から彼の動向をしつこく監視して
いる刑事。
△デートでチャジャン麺を食べる安月給の刑事<映画より>
2人は、現在、取り締まられる側と取り締まる側の
敵対関係にある。
そんな2人が、ある日、街中で高校生の不良グループに
不意を突かれ、それぞれ大事なスマホと拳銃を奪われて
しまう。
△刑事同士の通話に「ナワバリ」(管轄区域)なる日本語が登場<映画より>
2人は、力を合わせ、血眼になって高校生グループを
追いかける。
△救急車で高校生を追うが、通行車両が道を譲ってくれない<映画より>
ドタバタ追跡劇の結果、最後は無事、高校生グループを
捕まえ、スマホと拳銃を取り戻す。
ヤクザのスマホの中に大切に保存されていたのは、
悪事の証拠ではなく、病死した娘からの最後の
メッセージ動画だった...。
これには高校生たちも心を動かされ、素直に改心する。
これで物語も終わりかと思ったら、最後の最後に社長の
腹黒の部下による裏切りが発覚し、2人は危機一髪、
部下の一味を制圧してハッピーエンド。
組織暴力の根絶を目指す現代の社会通念にはそぐわない
ものの、笑いあり、スリルあり、涙ありの「ヲタク」
好みのコメディだった。
また、上記のキャプチャー画像にもある通り、様々な
角度から「ヲタク」心をくすぐってくれた映画だった。
(終わり)
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生徒はグーで挙手する
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