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仏男性の韓国幻滅旅行

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#아이엠히어   「#僕はここにいるよ」  〇〇〇〇〇 
(1356)



2021年に公開された仏韓合作映画で、フランスの
男優、アラン・シャバが主役を演じた大人のラブ
コメディ。

フランスでレストランを経営している初老の男が、
インスタで仲良くなったフランス語のできる韓国の
若い女流画家に会うため韓国を訪れる。

しかし、いくら待っても約束したインチョン空港に
彼女は現れない。

彼は、膨らむだけ膨らんだ彼女に対する甘い幻想から
抜け出すことができず、11日間も空港の中で彼女を
待ち続けた。


△仁川空港を楽しむ主人公<映画より>

巨大空港の中には一つの小さな世界が存在し、彼は
それなりにその非日常的な世界で、様々な人々との
交流を楽しむ。

その間、彼のインスタが韓国でバズってしまい、彼は
韓国人の恋人を空港で待ち続ける「フレンチラバー」
として一躍、時の人となってしまう。

空港にいられなくなった彼は、バスに乗ってソウルの
街へと飛び出し、写真に写っていた彼女の働くビルを
見つけ出す。

そして、奇跡的に彼女に会うことができた。


△「今、時間がないのよ。人を待たせてるから。」(女)

もともと彼女はインスタという仮想空間の中で
画家を演じ、フランス人との交流を楽しんでいた
だけで、本気で彼に会うつもりもなければ、画家と
いう職業も真っ赤な嘘だった。


△「僕も待ってたよ」(男)

彼女は会社勤めで子持ちの女性だった。


△保育園まで2人で子どもを迎えに行き、後ろ手で彼に別れの挨拶<映画より>

彼女との約束を信じ、ロマンチックな妄想に胸を
躍らせた男がバカだったのだ。


広蔵市場を楽しむ主人公たち<映画より>

最後は、彼を心配してソウルにやってきた2人の息子と
異国情緒溢れるソウルの街を楽しみ、男のほろ苦くも
愉快な韓国幻滅旅行が終わる。

フランス語や英語に付いた韓国語字幕を読み続ける
のは、けっこう目に来たが、実に見ごたえのある
面白い映画だった。


(終わり)

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