サイコとチャジャン麺

チャジャン麺（韓国式ジャージャー麺）に対する
こだわりが強すぎて、最近では日本の焼きそばを見ても
チャジャン麺に見えてしまう「ヲタク」。


△大通りの路上で抱擁し合う主人公の2人＜映画より＞

そんな「ヲタク」が、今回、あらためて観察した
映画が2007年公開の「仮面」（鑑賞番号６２０）。


△連続殺人事件に巻き込まれてしまう性同一性障害の主人公＜映画より＞

「ヲタク」の大好きな女優、イ・スギョンが主役を
演じた韓国純愛ノワールの名作中の名作だ。


△濡れ衣を晴らすこともできないまま恋に破滅していく女性＜映画より＞

この映画では、残念ながら（？）、登場人物たちが
チャジャン麺を食べるシーンは一つもなかった。

しかし、関連シーンは確実にあった。


△特徴的なハサミをナイフ代わりに使うサイコな配達夫＜映画より＞

何と言っても、第1、第2、第4（犯人は明白）の殺人に
関与したと思われるサイコパス的人物が、中華料理店の
配達夫だったのだ。


△スポーツクラブで暴行を受ける配達夫＜映画より＞

その彼が、第2の殺人事件の被害者となる男に、出前箱の
蓋で理不尽な暴行を受けるシーンがあった。


△出前箱の中にはチャジャン麺らしき皿料理が＜映画より＞

あの時、彼が届けた出前料理には、ほぼ間違いなく
チャジャン麺が含まれていた。

また、彼が厨房の一角で出前で運ぶ皿料理にラップを
かけるシーンもあった。


△特殊なハサミで切ったラップを皿料理にかける男＜映画より＞

あの皿料理も、おそらくチャジャン麺で間違いない。
たとえ直接、目にできなくても、その存在が確信
できる場合もある。チャジャン麺とは、そういう
料理なのだ。

（終わり）