△映画「タイフーン」に登場したウラジオストク中央広場
韓国映画を見ていると、たまにプサン駅前の草梁洞が
登場し、「ヲタク」を喜ばせてくれる。
「ヲタク」にとって草梁洞は、妻の故郷であると同時に
最もなじみ深い韓国なのだ。
△映画「タイフーン」に登場した「釜山ロシアタウン」
タイやロシアなど海外でもロケが行われたスケールの
大きなアクション映画「タイフーン」(鑑賞番号212)
では、草梁洞の中華街一帯がロシアタウンとして登場する。
△ロシアタウンを歩くロシア人女性
撮影時にはロシア人のエキストラも多く配置したの
だろう。
△実在の店「камчатка」(カムチャツカ)の一部が写っている
映画で見るロシアタウン(プサン中華街)は、とても
韓国の街とは思えない。
△そこが韓国とは思えないロシアタウン
そんなに長いシーンではなかったが、映画「タイフーン」
では劇中、2つのシーンでロシアタウンが登場した。
△実在のカフェバー「СЕЛЕНА」(シリェーナ)
2度目のシーンでは、ロシアタウンに実在するカフェバー
「СЕЛЕНА」(シリェーナ)が登場。
△店内は実に怪しげな雰囲気
主人公のテロリストとロシアンマフィアのボスが、
友好的な雰囲気の中で会合した場所だった。
△ウォッカを飲むマフィアと酒が嫌いなテロリスト
テロリストとマフィアの会合場所なので、イメージは
最悪である。
もし店の宣伝効果があったとしても、マイナス効果の
方がはるかに大きいに違いない。
△2021年5月現在のロシアンバー「СЕЛЕНА」(ネイバー地図より)
コロナ禍が収束したあかつきには、必ず、またロシアタウン
(プサン中華街)を訪れたいと考えている「ヲタク」も、
この店ばかりは遠慮したい。
もっとも、韓国の映画など見ないロシア人の船員や観光客に
とっては、話は別だろう。
仮に「ヲタク」が、サンフランシスコの小さな日系人街を
訪れたとして、場末にポツンと灯りをともしている
「スナック景子」的なバーを目にしたとすれば。
案外、ふらふらっと吸い込まれていくのかもしれない。
(終わり)