初めてのチャジャン麺

■내겐 너무 소중한 너  「僕にはとっても大切な君」 〇〇〇〇〇
（１４６９）



2021年に公開されたインディーズ系のヒューマンドラマ。

借金を抱えたうだつの上がらない独身男が、母親を亡くした
視聴覚障がいの少女と出会い、紆余曲折の末、親子になる
までを描いた感動の物語。

特に、子役の名演技には中高年の「ヲタク」も強く涙腺を
刺激されてしまった。

見ごたえのある、いい映画だった。


△割箸でお皿のフチを強く擦り、ラップに裂け目を入れる

この映画では、「ヲタク」こだわりのチャジャン麺
（韓国式ジャージャー麺）が、男と少女を近づける
非常に重要な役割を果たした。


△ラップを破り取る

と言っても、最初から少女がチャジャン麺を好きだった
わけではない。


△麺をチャジャンソースに絡める

少女の唯一の好物はパンだった。


△小皿に盛られたチャジャン麺を手にし、匂いを嗅ぐ少女

初めてチャジャン麺に出会った少女は、指先で
チャジャン麺の感触を確かめ、匂いを嗅ぎはしたが、
口には入れなかった。


△出前で取った2皿のチャジャン麺

そして、チャジャン麺との2度目の遭遇。


△チャジャン麺を手で払う少女

チャジャン麺ではなく好物のパンが食べたいと癇癪を
起した少女は、皿ごとチャジャン麺をふり払ってしまう。


△チャジャン麺の匂いを嗅ぐ少女

それでも、男の食べるチャジャン麺の匂いに引き寄せ
られ、ついには、チャジャン麺を口に運ぶ。


△幸せそうな微笑み

初めて口にしたチャジャン麺がよほどおいしかったの
だろう。少女は、小さな叫び声を上げながら、幸せそうに
微笑んだ。


△一皿完食し、満足そうに微笑む少女

結局、少女は、男から奪った1皿のチャジャン麺を
全て平らげてしまった。

1人の少女がチャジャン麺と遭遇し、好きになる瞬間を
描いた、何とも微笑ましいシーンだった。


（終わり）