ボーリングを題材にしたハートフルなドラマ映画「スプリット」
(鑑賞番号776)を、久しぶりに再鑑賞した。
この映画では、3人の主人公の1人である自閉症の天才ボーラーが
大のチャジャン麺「好き」(強く執着)という設定だったので、
物語の展開の節目節目にチャジャン麺が登場した。
チャジャン麺(韓国風ジャージャー麺)が登場する韓国映画は
決して珍しいものではないが、この映画ほど、劇中、チャジャン麺が
大きな役割を果たす映画は珍しい。
ここでは、実物としてのチャジャン麺が登場した5つのシーンに
限って、シーン別に記録しておくことにした。
シーン1 自閉症の天才ボーラーは大のチャジャン麺好き
△チャジャン麺を食べ終えた青年とチャジャン焼飯を食べる主人公
主人公である自閉症の天才ボーラーは、毎日、同じ時間に同じ店で
チャジャン麺の大盛を食べることを日課にしている。
彼は、チャジャン麺と「ミルキス」(カルピスソーダに似た炭酸
飲料)に強く執着する青年なのだ。
シーン2 千切りキュウリがないとダメ
△青年を仲間に迎え、チャジャン麺を食べる主人公男女
天才青年をうまく仲間に引き込むことに成功した主人公の
男女2人は、彼のおかげで賭博ボーリングに勝利する。
△好物のチャジャン麺(大盛り)を前に箸を止めた青年
青年へのご褒美は、彼の好物であるチャジャン麺。
△じっとキュウリを待つ青年
しかし、ここで、青年が千切りキュウリをまぶしたチャジャン麺に
強く執着し、千切りキュウリ抜きのチャジャン麺は食べないことが
わかる。度を越してこだわりが強いのである。
△店主にキュウリを手渡す主人公女性
主人公女性は、やむなく店外に出てキュウリを購入し、わざわざ
店主にキュウリの調理を依頼したのだった。
シーン3 千切りキュウリは必須の携行品
△グリーンピースののったチャジャン麺
青年を引き込んだ主人公チーム(マネージャー女性1人と選手
2人)は、賭博ボーリングで連戦連勝を重ねていく。
△グリーンピースを紙コップに取り除く女性
チャジャン麺にまぶされたグリーンピースがあれば、それを
取り除き、携行している千切りキュウリをのせるのは、女性
マネージャーの役割。
△携行している千切りキュウリを取り出す女性
常時、携行している千切りキュウリを使いながら、手際よく
青年の嗜好(強いこだわり)を満足させるマネージャー。
△千切りキュウリに安心する青年
映画は、この一連の流れを分割画面で丁寧に描写していた。
△千切りキュウリをまぶしたチャジャン麺
自閉症である青年の強いこだわりを具体的に表現する上で
実に効果的なシーンだった。
△3つの画面に分割されたスクリーンも珍しい
また、この映画の製作にたずさわった人々のチャジャン麺に対する
深い愛情が感じ取れるシーンでもあった。
シーン4 交渉のテーブルでもチャジャン麺
高級中華料理が並んだ重要な交渉の円卓でも、青年は我関せず、
大好物のチャジャン麺だけを黙々と食べていた。
シーン5 床のチャジャン麺を手で拾う青年
△キュウリののったチャジャン麺
劇中、一旦、青年は、極悪マネージャーのチームに無理やり
引き抜かれてしまう。しかし、青年は、千切りキュウリがのった
チャジャン麺にも手を付けず、極悪マネージャーを怒らせる。
△チャジャン麺の皿で青年を殴った極悪マネージャー
自分の意のままにならない青年をチャジャン麺で殴りつける
極悪マネージャー。そして、床に散らばったチャジャン麺を手で
拾い集める青年。
△床のチャジャン麺を片付ける青年
この映画で唯一、見る者を切なくさせるチャジャン麺シーン
だった。
以上が、5つのシーンごとに簡単に整理した記録である。
たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。
最後に個人的な味覚の問題にはなってしまうが、この映画を見
ながら、ふと、キュウリのピクルスの千切りがのったチャジャン麺を
食べてみたくなったブログ主であった。
(終わり)
(鑑賞番号776)を、久しぶりに再鑑賞した。
この映画では、3人の主人公の1人である自閉症の天才ボーラーが
大のチャジャン麺「好き」(強く執着)という設定だったので、
物語の展開の節目節目にチャジャン麺が登場した。
チャジャン麺(韓国風ジャージャー麺)が登場する韓国映画は
決して珍しいものではないが、この映画ほど、劇中、チャジャン麺が
大きな役割を果たす映画は珍しい。
ここでは、実物としてのチャジャン麺が登場した5つのシーンに
限って、シーン別に記録しておくことにした。
シーン1 自閉症の天才ボーラーは大のチャジャン麺好き
△チャジャン麺を食べ終えた青年とチャジャン焼飯を食べる主人公
主人公である自閉症の天才ボーラーは、毎日、同じ時間に同じ店で
チャジャン麺の大盛を食べることを日課にしている。
彼は、チャジャン麺と「ミルキス」(カルピスソーダに似た炭酸
飲料)に強く執着する青年なのだ。
シーン2 千切りキュウリがないとダメ
△青年を仲間に迎え、チャジャン麺を食べる主人公男女
天才青年をうまく仲間に引き込むことに成功した主人公の
男女2人は、彼のおかげで賭博ボーリングに勝利する。
△好物のチャジャン麺(大盛り)を前に箸を止めた青年
青年へのご褒美は、彼の好物であるチャジャン麺。
△じっとキュウリを待つ青年
しかし、ここで、青年が千切りキュウリをまぶしたチャジャン麺に
強く執着し、千切りキュウリ抜きのチャジャン麺は食べないことが
わかる。度を越してこだわりが強いのである。
△店主にキュウリを手渡す主人公女性
主人公女性は、やむなく店外に出てキュウリを購入し、わざわざ
店主にキュウリの調理を依頼したのだった。
シーン3 千切りキュウリは必須の携行品
△グリーンピースののったチャジャン麺
青年を引き込んだ主人公チーム(マネージャー女性1人と選手
2人)は、賭博ボーリングで連戦連勝を重ねていく。
△グリーンピースを紙コップに取り除く女性
チャジャン麺にまぶされたグリーンピースがあれば、それを
取り除き、携行している千切りキュウリをのせるのは、女性
マネージャーの役割。
△携行している千切りキュウリを取り出す女性
常時、携行している千切りキュウリを使いながら、手際よく
青年の嗜好(強いこだわり)を満足させるマネージャー。
△千切りキュウリに安心する青年
映画は、この一連の流れを分割画面で丁寧に描写していた。
△千切りキュウリをまぶしたチャジャン麺
自閉症である青年の強いこだわりを具体的に表現する上で
実に効果的なシーンだった。
△3つの画面に分割されたスクリーンも珍しい
また、この映画の製作にたずさわった人々のチャジャン麺に対する
深い愛情が感じ取れるシーンでもあった。
シーン4 交渉のテーブルでもチャジャン麺
高級中華料理が並んだ重要な交渉の円卓でも、青年は我関せず、
大好物のチャジャン麺だけを黙々と食べていた。
シーン5 床のチャジャン麺を手で拾う青年
△キュウリののったチャジャン麺
劇中、一旦、青年は、極悪マネージャーのチームに無理やり
引き抜かれてしまう。しかし、青年は、千切りキュウリがのった
チャジャン麺にも手を付けず、極悪マネージャーを怒らせる。
△チャジャン麺の皿で青年を殴った極悪マネージャー
自分の意のままにならない青年をチャジャン麺で殴りつける
極悪マネージャー。そして、床に散らばったチャジャン麺を手で
拾い集める青年。
△床のチャジャン麺を片付ける青年
この映画で唯一、見る者を切なくさせるチャジャン麺シーン
だった。
以上が、5つのシーンごとに簡単に整理した記録である。
たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。
最後に個人的な味覚の問題にはなってしまうが、この映画を見
ながら、ふと、キュウリのピクルスの千切りがのったチャジャン麺を
食べてみたくなったブログ主であった。
(終わり)