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爽快だった慶尚道方言

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열여덜,어른이 되는 나이  「18才、大人になる年」 〇〇〇〇-
(1812)



2023年に公開されたインディーズ系の青春ドラマ。

主人公は、慶尚南道巨済市(巨済島)で1人暮らしをしている若い女性。

彼女は、市役所や企業関連の刊行物を編集・発行する町中の小さな
出版社で、インタビュー記事を担当している若い女性ライターだ。

この映画は、女性主人公が、養護施設を出て自立の道を歩み始めた
ばかりの19歳の青年をはじめ、巨済に生きる人々と出会い、彼らや
彼女らとの交流を通じて、人間として成長していく姿を描いている。


△青年は、電動キックボードを使ったデリバリーの仕事をしている

正義感もあり非常に優秀ながら、トゲトゲしいくらいに我の強い女性
だった主人公に、隠されていた思いやりや優しさの心が芽生え、徐々に
大きく生長していく様子は、見る者の心まで癒し、潤してくれる。


△2人の出会い。配達が遅れた青年に強い口調で苦情を言う主人公。

見ごたえのある、なかなかいい映画だった。

なお、この映画では主人公や青年をはじめ主要な登場人物は標準語で
話していたが、劇中、「純天然」としか言いようのない慶尚道方言を
駆使する人物も2、3人登場した。

中でも市役所の職員として登場した四十がらみの男性の話す、活きの
よい方言口調(曇りのない鮮明な方言アクセントで話す丁寧語)には、
慶尚道方言好きのブログ主が、心地よい爽快感さえ覚えた。


(終わり)

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