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韓国映画で日本を知る

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스톤   「ストーン」    〇〇〇〇-
(1836)



2014年に公開されたヒューマンなドラマ映画。

恵まれない境遇の中、天才的な囲碁の腕前を、賭け囲碁の世界で腐らせ
ようとしていた青年が、囲碁を心から愛するヤクザの親分と出会う。

親分は、青年が天賦の才能を陽の当たる場所で発揮できるよう、自暴
自棄に陥っていた青年を何とか立ち直らせようとする。そしてついには、
青年のために自らの命まで失ってしまうことになる。


△親分に囲碁を教える青年

残された青年は、いくつもの壁が立ちはだかる厳しい囲碁の世界に
人生を賭ける決心をし、努力を重ねる。そして、青年がアマチュアの
まま世界的な棋士の仲間入りを果たしたところで映画は終わる。

組織から引退し、田舎で碁会所を開く夢を実現できなかった親分が、
何とも不憫な映画だった。

なお、ブログ主はこの映画を見て、初めて韓国の囲碁の世界に日本の
囲碁が少なからざる影響を与えていることを知った。


△映画のオープニングで流された文章

以下、ブログ主がそのことを痛感した、映画のオープニングに流された
文章の日本語訳を記録しておく。

棋聖・呉清源は囲碁を「調和」だと語り、
名人・本因坊道策(どうさく)は囲碁を「道」だと語った。
風雲児・井上幻庵因碩(げんなんいんせき)は囲碁から「理致」を体得し、
イ・セドルは囲碁を通じ「境地」に達した。

終わりに、この中に出て来た2人の日本人棋士は、ブログ主の全く知ら
ない人物だったことを書き添えておく。


(終わり)

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