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韓国語「耳」の大活躍

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先日、当ブログに書いたベトナム語の末子音「c」の謎が、1日もたたない
うちに、実にあっけなく解けてしまった。

そのきっかけは、現在、使っているベトナム語のテキストの中にあった。
灯台下暗し、とは、正にこのことか。

今一度、きちんとテキストを読み返した結果、末子音「c」(=k)の
発音には、ちゃんと法則的例外が存在していることがわかったのだ。


△「ゼロから1人でベトナム語」(あさ出版)<子音>p29より

ただし、テキストの説明に致命的な問題があることも、同時に気づか
された。

まず、外には出さず喉で止めるc(=k)の音を「唇を閉じながら」発音し、
「最後に口を閉じる」という奇怪な説明。どう考えても、無理があり
過ぎはしないだろうか?この説明で、筆者は、一体、どんな音を出せと
いうのか?
そして、きわめつけは、直前の母音との関係によって例外的な発音に
なることを示唆しておきながら、カタカナによるフリガナは原則的な
発音と全く同じ「ク」。厳しい書き方をすれば、筆者のベトナム語力
そのものが疑われても仕方がない。

ブログ主の理解では、「c」の例外的な発音は、同じページの上に
ある「p」、つまり、フリガナなら「プ」(ただし、息は外に出さない)
とするのが適当だろう。ハングルなら「ㅂ」パッチムの音だ。

とにもかくにも、子音にうるさい(?)韓国語に鍛えられた「耳」の
おかげで、今回、ベトナム語の末子音「c」の謎を知り、何とか、その
謎を解くことができた、と言えよう。

正直、ベトナム語の学習に、韓国語「耳」が役に立つとは、思っても
みなかった展開である。


(終わり)

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