■어른 김장하 「キム・ジャンハ先生」 〇〇〇〇〇
(1970)
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2023年に公開されたドキュメンタリー映画。
主人公は、1960年代、慶尚南道泗川に開業(後に晋州に移転 )した
漢方薬局を韓国最大(納税額基準)の漢方薬局に発展させながら、そこで
得た累計10億円を超える利益を社会に還元した慈善家、キム・ジャンハ。
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△1963年、19歳で取得した「漢方薬剤師許可証」
病に苦しむ多くの人々から受け取ったお金は1人の私利私欲を満たす
ためではなく社会のために使うべきである、との信念を、教育や文化、
人権、福祉、環境など多様な分野での支援活動で実践した人物。
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△自家用車も持たず自転車に乗り続けた
民主化運動に参加し投獄された奨学生(主人公の奨学事業)に対する
物心両面に渡る支援や、政府が教職員組合の組合員の排除を全国の
学校に命じた時も、彼が設立し理事長を務めた私立高校では一人として
解雇者を出さなかったエピソード(学校は後、国家に寄付)、さらに
衡平運動記念事業の推進、などは、本人が自分の性格について述べた
「반골기질(反骨気質)」の発露だったと言えよう。
実に見ごたえのある、素晴らしいドキュメンタリー映画だった。
と言うより、実に立派な真実の人物に出会えたことに、大きな喜びを
感じさせられた。
2022年に営業を終えた主人公の「南星堂漢薬房」(晋州市)が、記念館
として復活した暁には(現在、計画進行中)、ぜひ、見学に行きたい
ものだ。
(終わり)
(1970)

2023年に公開されたドキュメンタリー映画。
主人公は、1960年代、慶尚南道泗川に開業(後に晋州に移転 )した
漢方薬局を韓国最大(納税額基準)の漢方薬局に発展させながら、そこで
得た累計10億円を超える利益を社会に還元した慈善家、キム・ジャンハ。

△1963年、19歳で取得した「漢方薬剤師許可証」
病に苦しむ多くの人々から受け取ったお金は1人の私利私欲を満たす
ためではなく社会のために使うべきである、との信念を、教育や文化、
人権、福祉、環境など多様な分野での支援活動で実践した人物。

△自家用車も持たず自転車に乗り続けた
民主化運動に参加し投獄された奨学生(主人公の奨学事業)に対する
物心両面に渡る支援や、政府が教職員組合の組合員の排除を全国の
学校に命じた時も、彼が設立し理事長を務めた私立高校では一人として
解雇者を出さなかったエピソード(学校は後、国家に寄付)、さらに
衡平運動記念事業の推進、などは、本人が自分の性格について述べた
「반골기질(反骨気質)」の発露だったと言えよう。
実に見ごたえのある、素晴らしいドキュメンタリー映画だった。
と言うより、実に立派な真実の人物に出会えたことに、大きな喜びを
感じさせられた。
2022年に営業を終えた主人公の「南星堂漢薬房」(晋州市)が、記念館
として復活した暁には(現在、計画進行中)、ぜひ、見学に行きたい
ものだ。
(終わり)