先日、福岡市で開かれた職場関係の組合の小さな学習会に
参加した。
学習会が終わった後、福岡市の東区内に残る5、6ヶ所の
史跡を探訪した。
詳しい人の案内を聞きながら、総勢10名ほどで散策した。
△芭蕉の句碑(左)と「お綱母子の墓」(右)
見学した史跡のうち、枯野塚の説明文にだけ韓国語が
併記されていたので記念に撮影してきた。
何でもないような小さな史跡にも4ヶ国語(日・英・中・韓)の
説明文を併記する姿勢には、大いに好感が持てた。
△説明文の韓国語部分
ただし、説明文のすぐ前(芭蕉の句碑の右横)に建って
いるのは、なぜか、句碑とは全く無関係の「お綱母子の墓」。
こちらのお墓は、本来建っていた場所から移設された
ものだそうだが、説明文との位置関係はいただけない。
ところで、博多版お岩さんとも呼べるお綱をめぐる怪談は、
お岩さんの物語(四谷怪談)よりも、よっぽど恐ろしい。
お綱の霊に祟(たた)られたくなかったら、博多でだけは
不輪しないことである。
△「わざと不林の漢字を間違えるなアッ!」
特に、妻子持ちの男性読者には、博多に行くたびに
思い出してもらいたいのが、このお綱の怪談である。
△参加者たち
参加者の中には、お綱母子の墓をなで回すなど大胆な(?)
行動を取るものもいたが、「ヲタク」は理解に苦しんだ。
△「ヲタクさん・・・、真剣な顔して
お綱母子の墓に手を合わせてましたよね。
何かやましいことでもあるんですか?
うふふ」
(終わり)
↧
博多の枯野塚とハングル
↧