GPSを利用した超小型の位置追跡装置など科学技術の
進歩により、東北アジアにおいても、これまでベールに
包まれてきた野生動物の生態が徐々に明らかになり
つつある。
韓国メディアの報道によれば、今回、位置追跡装置を
つけた1羽のクロハゲワシの移動経路が明らかになった。
その個体は、今年3月に韓国を飛び立ち、この11月に
韓国に戻ってきた。
△ニューシスの報道資料より
その間の移動範囲は朝鮮半島から中国東北部を経て
モンゴル東部におよび、総飛行距離は、優(ゆう)に
3000kmを超えている。
今後、さらに多くの個体のより精緻なデータが収集され、
クロハゲワシの生態解明が進むとともに、国際的な
クロハゲワシ保護の取り組みが進むことを期待したい
ものだ。
ここでは、中央日報の関連記事から一部を翻訳練習
させてもらった。
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■파주서 날린 독수리 하루 340? 날았다
坡州市で放たれたクロハゲワシ、1日340km飛行
(中央日報 11月16日)
・추적 장치 단 1마리 몽골서 귀환
・追跡装置付けた1羽がモンゴルから帰還
-略-
문화재청(청장 김찬)은 천연기념물 독수리의 국내외
이동과 서식지 연구를 위해 지난 3월 경기도 파주에
있는 '다친 새들의 쉼터'에서 치료를 받은 독수리
다섯 마리에 위치추적장치(GCT-B2)를 부착해 방사
했다. 그중 한 마리의 독수리가 1일 우리나라로 돌아
왔다고 15일 밝혔다.
韓国文化財庁(キム・チャン長官)は天然記念物である
クロハゲワシの国内外の移動経路や生息地について
研究するため、今年3月に京畿道パジュ(坡州)市の
野生鳥類保護センターで治療をほどこしたクロハゲワシ
5羽に位置追跡装置を取り付け自然に放った。同庁は、
そのうち1羽のクロハゲワシが11月1日、韓国に
戻ってきたと、15日発表した。
위치추적장치 3281번을 부착한 이 독수리는 8개월
여의 여행을 거쳐 파주로 귀환했다. 이동 경로 분석
결과 이 독수리는 직선 거리로 1700?, 하루 최고
340?를 이동한 것으로 나타났다.
3281番の位置追跡装置を付けたこの個体は、8ヶ月
あまりの移動期間を経てパジュ市に戻ってきた。
移動経路を分析した結果、この個体は直線距離にして
片道1700km、1日最長340kmを飛行したことが
わかった。
이번 연구는 한국생태연구소(소장 이한수) 연구진이
개발한 위치추적장치를 이용했다. GPS와 이동통신
시스템을 통해 공간 정보 데이터를 일정한 간격으로
수집했다. 문화재청 임병천 사무관은 “막연하게 추측
만 하던 독수리의 이동 경로가 처음으로 밝혀졌다.
한국에 찾아오는 독수리 2000여 마리의 행동 특성을
규명하고, 번식지와 서식지 관리 방안을 수립하는
데 도움이 될 것”이라고 말했다.
今回の研究には、韓国生態研究所(イ・ハンス所長)の
研究チームが開発した位置追跡装置が活用された。
GPSと移動通信システムを利用し、空間の情報データを
一定の間隔で収集した。文化財庁のイム・ビョンチャン
事務官は、「これまで漠然と推測するしかなかった
クロハゲワシの移動経路が初めて明らかになった。
今後、韓国に飛来する2000羽を超えるクロハゲワシの
行動の特性を明らかにし、繁殖地と生息地の保護管理に
役立てたい」と語った。
△「オレの体には変な機械をつけるな」
△「ヲタクさんになら、つけられたって
かまわない・・・。うふ」
(終わり)