一種のレトロブームと言ってもよいのかもしれない。
△旧百済医院
プサン駅前の草梁洞では、山肌道路ルネサンス事業の一環として、
近代の古い建築物をリノベーションし、カフェやゲストハウスと
して再活用する動きがある。
△旧百済医院
そうした名所をめぐってくれるのが、観光用の電動三輪車だ。
△168階段の上で
運転手兼案内者は、半分ボランティアの地元高齢者。
この電動三輪車、けっこうな馬力があるようで、人間3人を乗せ、
坂道を上り草梁の高台まで案内してくれる。
料金も1万ウォン(約1000円)とお手頃なので、汗をかかずに
草梁を観光したい人にはうってつけだ。
△観光客を乗せ中華街を走る電動三輪車
聞けば、プサン駅前を出発し1時間20分ほどかけて、草梁を
観光案内してくれるのだそうだ。
△電動三輪車の発着場所はプサン駅前
プサン駅前の発着場所付近では、地面に寝ころんでいる人が
ポツポツいたりするが(見えにくいが、上記写真の左手には
2人寝ている)、それはそれで、プサンの一つの現実だ。
△愛称はイバクチャジョンゴ(物語り自転車)
2017年夏のプサン訪問では、「ヲタク」自身、草梁の3か所で
電動三輪車の活躍をこの目にした。
なお、この電動三輪車のアイデアの元になったのが、過去、実際に
草梁で活躍していた人力の三輪車だという。
△人力三輪車のオブジェ
その昔、今でいうタクシー代わりに多くの市民が利用していたのだ。
△イバク工作所の屋上。左手に三輪車のオブジェ。
その人力三輪車は、今、オブジェとなって山腹道路横の「イバク工作所」
(草梁観光会館)の屋上に設置されている。
坂道の多い草梁では、さぞ運転手は大変だったことだろう。
△イバク工作所屋上から見る草梁洞
電動三輪車も、人力三輪車のオブジェも、今回のプサン訪問で初めて
目にした。
(終わり)
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草梁を走る電動三輪車
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