日本でも様々に報じられている中国共産党第19回党大会。
総書記を含む最高指導部7人(チャイナ・セブン)の人事で、いわゆる
「太子党」、「共青団出身」、「上海グループ」のバランスが維持
されるのか。あるいは習近平(太子党)独裁体制が固められていく
のか。
「ヲタク」自身も若干の関心を持っている。
ところで、今回の党大会(代議員総数2287名)には9名の朝鮮族が
参加しているとのことで、韓国メディアでは、日本メディアにはない
独自の視点からの報道も数多くなされている。
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■中언론, 당대회 참석 조선족 소개…삼성전자 부총경리
中メディア、党大会参加朝鮮族を紹介...サムスン蘇州副社長
(連合ニュース 10月22日)
■[옌볜 통신] 中공산당 대표에 조선족 9명 진입
[延辺通信]中国共産党大会代表に朝鮮族9名参加
(亜州経済新聞 10月19日)
전체 2287명 중 9명 적은 숫자지만
조선족 목소리 모아 중앙 전달 역할
総数2287名中9名、小さな数だが
朝鮮族の声を合わせ中央に伝達する役割
■中당대회 대의원 중 '삼성전자 당서기' 등 조선족 9명 포함
中国共産党大会に「サムスン蘇州党書記」など朝鮮族代議員9名
(連合ニュース 10月11日)
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こうした関連報道によれば、今回の党大会に参加している朝鮮族
代議員9名の出身省の内訳は、吉林省5名、黒竜江省、天津市、
遼寧省、江蘇省各1名。性別では、男性4名、女性5名。
また、代議員の氏名や具体的な人物像についても中国メディアの
記事を引用しながら簡単に紹介されていた。
各省の共産党委員会から選出された人物(氏名は省略)としては
以下の6名。
A氏・・・吉林市朝鮮族実験小学校教師
(主な経歴「吉林10人の模範教師」)
B氏・・・延辺自治州交通警察大隊指導員(同「愛民模範」)
C氏・・・撫順市旺鮮村党書記(同不明)
D氏・・・天津濱海農業銀行職員(同不明)
E氏・・・サムスン電子蘇州半導体有限会社副社長兼党書記
(同「全国労働模範」、「全国優秀党員」)
F氏・・・地域活動家(同「遼寧立派な人物」)
他の3名について言及した記事は見当たらなかったが、おそらく
人民解放軍や諸団体の党委員会などからの推薦人物であろう。
これらの代議員の人物像を見ていると、党組織での出世(ポストの
配分)のみならず、各種の表彰(栄誉の配分)などを通じ、共産党
支配への求心力を高めようとしていることが、よくわかる。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)