その昔、釜山の妻の実家で屋根からぶら下がった巨大なつららや
地面からそそり立った氷柱を見て、驚いた記憶がある。
福岡では決して目にできない冬の光景だったからだ。
釜山と福岡とでは対馬海峡を一つ隔てているだけなのに、やはり、
朝鮮半島の冬の冷え込み方は九州の冬とは別次元だ。
ここに、ソウルの漢江のほとりで撮られたツララの写真がある。
おそらく、急激な気温の低下(放射冷却)で発生した漢江の川霧が
木の枝に水分を供給し、凍り付いたものだろう。
朝鮮半島の初冬が生み出した摩訶不思議なツララである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■[포토뉴스]상어 이빨 같은 고드름…내주 초까지 서울 영하권
[フォトニュース]
サメの歯のようなツララ...週明けまで続くソウルの厳寒
(京郷新聞 12月5日)
강추위가 몰아닥친 5일 서울 송파구 잠실한강공원의 나뭇가지에
고드름이 달려 있다. 다음주 초 서울 최저기온이 영하 9도까지
떨어지는 등 예년보다 추운 날씨가 당분간 이어질 것이라고
기상청은 내다봤다.
厳しい寒さに襲われた5日、ソウル市の蚕室漢江公園で木の枝に
ツララができている。気象庁の予報によれば、週明けにはソウルの
最低気温が零下9度まで下がるなど、例年に比べ寒い日がしばらく
続きそうだ。
(終わり)