タバコを吸えば、ニコチンが血管を通じて肺から脳に運ばれ、
脳内でドーパミンを分泌させる。
ドーパミンとは、人間に快感を感じさせる神経伝達物質。
タバコを吸えば頭がすっきりするのは、このドーパミンの
働きとも関係があるのだ。
これまでも、ニコチンが強い中毒性を持っていることは
経験を通じて知っていた「ヲタク」だが、タバコを吸えば、
脳内でドーパミンが分泌されると知ったのは、今回
(中央日報の記事)が初めてのような気がする。
禁煙して3カ月近くになる「ヲタク」だが、いまだに1日約1個の
禁煙ガムを噛み、微量ながらニコチンを摂取(せっしゅ)し
続けている。
△「Yoshi」とは「ヲタク」のこと
さすがに、手の痺れや後頭部の締め付け感などの禁断
症状はなくなっているが、今でもたまに正体不明の頭痛に
襲われたり、夢の中でタバコを吸ったりすることはある・・・。
ニコチン中毒とは、実に恐ろしいものである。
ここでは、もう二度とタバコを口にくわえない決意を固める
意味で、中央日報の関連記事を翻訳練習させてもらった。
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■니코틴도 ‘잘 받는 사람’있다?
… 분해효소 활발한 ‘골초 유전자’
ニコチン依存にも体質がある?
...ニコチン分解酵素が活発な「ヘビースモーカー遺伝子」
(中央日報 5月25日)
흡연자들이 담배를 끊고 싶어도 쉽게 끊지 못하는
것은 담배 연기 속 니코틴이 중독현상을 일으키기
때문이다. 니코틴 중독현상은 뇌의 신경전달물질인
도파민(dopamine) 분비와 관련이 있다.
喫煙者がタバコをやめたくても簡単にやめられない理由は、
タバコの煙に含まれるニコチンが中毒症状を起こすためだ。
ニコチンによる中毒症状は、脳内の神経伝達物質である
ドーパミン(dopamine)の分泌と関連している。
미국 캘리포니아주립대학(샌프란시스코)의 닐 베노위즈
박사는 지난해 여름 의학저널인 ‘뉴잉글랜드 저널 오브
메디신’에 게재한 논문에서 니코틴 중독현상이 일어
나는 과정을 구체적으로 설명하고 있다.
米カリフォルニア州立大学(サンフランシスコ)のニール・
ベノウィッツ博士は、昨年夏、医学誌「ニューイングランド・
ジャーナル・オブ・メディスン」に掲載した論文でニコチン
中毒が起きる過程を具体的に説明した。
논문에 따르면 먼저 폐에 들어온 담배 연기 속의
니코틴은 혈관을 타고 곧바로 뇌로 이동한다. 뇌에
도달한 니코틴은 ‘니코틴-아세틸콜린 수용체’라는
단백질에 들러붙는다. 수용체에 니코틴이 결합하면
칼슘 통로가 열리면서 신경세포인 뉴런(neuron)으로
칼슘이 쏟아져 들어오고, 도파민을 포함한 다양한 신경
전달물질이 방출된다. 결과적으로 니코틴은 전두엽 등
뇌 곳곳에 도파민이 분비되도록 하는 것이다.
論文によれば、まず肺に入ったタバコの煙に含まれた
ニコチンが、血管を通じて即座に脳へと移動する。脳に
到達したニコチンは、「ニコチン−アセチルコリン受容体」という
タンパク質に付着する。受容体にニコチンが結合すると、
カルシウム通路が開き、神経細胞のニューロン(neuron)に
カルシウムが降り注がれることで、ドーパミンを含む多様な
神経伝達物質が放出される。結果的にニコチンは、前頭葉
など脳内の各所にドーパミンを分泌させる働きをする。
순천향의대 신경외과 조성진 교수는 “도파민은 행동·
운동을 조절하고 쾌락을 관장하는 신경전달물질”이라며
“담배를 피우면 뇌에서 도파민이 분비돼 쾌감을 느끼게
된다”고 말했다.
順天郷医大のチョ・ソンジン教授(神経外科)は、「ドーパミンは
人間の運動調節や快感をつかさどる神経伝達物質。タバコを
吸うと、脳内でドーパミンが分泌され快感を感じさせることに
なる」と語った。
-中略-
흡연을 중단했을 때 나타나는 금단현상도 니코틴-
아세틸콜린 수용체와 관련이 있다. 니코틴에
지속적으로 노출되면 수용체에 많은 니코틴이 결합
하면서 니코틴에 무뎌지는 현상 이 일어난다. 하지만
담배를 피운 뒤 시간이 지나면 체내에서 니코틴이
분해되고, 니코틴에서 풀려난 수용체가 다시 민감해
지면서 니코틴을 요구하는 금단현상으로 이어진다는
것이 베노위즈 박사의 설명이다. 체내에서 니코틴은
CYP2A라는 효소에 의해 분해되는데, 유전적으로 이
효소의 활성이 높은 사람은 니코틴 분해속도가 빠르기
때문에 상대적으로 담배를 많이 피우게 되는 것으로
알려졌다.
ベノウィッツ博士の説明によれば、喫煙を中断した時に起きる
禁断症状も、ニコチン-アセチルコリン受容体と関連がある。
ニコチンに持続的に晒されると、受容体に多くのニコチンが
結合し、ニコチンに鈍くなる現象が起きる。しかし、タバコを
吸った後、時間が経てば、体内でニコチンが分解され、
ニコチンが不足した受容体が、再び敏感になり、ニコチンを
欲する禁断症状へとつながる。ニコチンは体内でCYP2Aと
いう酵素により分解されるが、遺伝的にこの酵素の働きが
強い人はニコチンの分解速度が早くなり、相対的にタバコを
多く吸うことになる。
조 교수는 “최근에 나온 금연보조제는 니코틴 양의
변화에 둔감해지도록 해서 담배에 대한 관심을 떨어
뜨리는 것”이라고 설명했다.
チョ教授は、「最近、開発された禁煙補助剤は、ニコチンの
量の変化に脳を鈍感にさせ、タバコに対する関心を
低下させる働きをする」と説明した。
△「そんなことよりヲタクさん・・・、
禁煙して体型がますますスリムに
なってるって本当ですか?」
△「だから、ほめ殺し風の質問は
やめろって、何度言えばわかるんだヨッ!」
(終わり)