■용의자(容疑者)「サスペクト 哀しき容疑者」2013年 〇〇〇〇-
年末からのマイブーム(韓国映画鑑賞)に一区切りをつけるつもり
でいたが、なかなか思うようにはいかない。
「ヲタク」は、まだ、韓国映画を見続けている。
今回、紹介するのは脱北者が主人公になった骨太のアクション映画
「용의자(容疑者)」。
主人公は北朝鮮で粛清され、妻子まで失いソウルに亡命した脱北者。
元は特殊部隊の優秀な工作員で、現在は、ソウルで代行運転の仕事を
しながら妻子を殺した同じ脱北者の犯人を追っている。その彼が、
韓国の情報機関がらみの大がかりな不正事件に巻き込まれ、一転して
殺人事件の容疑者になってしまう。
一方、韓国特殊部隊の凄腕(すごうで)の大佐が捜査チームの責任者に
抜擢されるが、彼は殺人事件の背後に不可解な動きがあることに気づき、
独自の調査を始める。
実は、主人公の妻子殺しの黒幕と、大佐の調査で浮かび上がって来た
不正疑惑の黒幕は同一人物で、自己の利益のためには手段を選ばない
韓国情報機関の要人だった。
主人公と大佐は、追いつ追われつしながらも、ついには、共通の敵に
牙(きば)を向けていくことになる・・・。
この映画では、主人公が、死んだと思っていた娘と中国の広大な
麦畑で再会するラストシーンも印象的だった。CG技術も使われて
いるのだろうが、映像それ自体として純粋に美しかった。
(終わり)
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ヒーローは脱北者
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