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韓映画とジャージャー麺

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히말라야, 바람이 머무는 곳 
「ヒマラヤ、風がとどまる所」 2008年      〇〇---



主人公は一人暮らしの疲れたサラリーマン。娘の早期留学のため
妻と娘はアメリカに暮らしている。その彼が会社を首になった。

一方、主人公の弟の工場で働いていた一人のネパール人青年が、
不法滞在の取り締まりから逃げる途中、車にひかれて死んでしまう。

主人公は、青年の遺骨や遺品をネパールに住む遺族の元に届ける
ことになった。

極端にセリフの少ない映画で、高原地帯の厳しい自然の中、神や
仏とともに暮らすネパール人の日常生活が淡々と描写される。

ネパールでは、山の上には風のとどまるところがあり、風が運んだ
人間のカルマ(業)がそこで消滅し魂が浄化される、と信じられて
いる。

当初、片言の英語で青年は元気だと妻や息子にウソをついた彼だが、
最後は真実を伝え、青年の魂を故郷に届けた後、韓国の現実に
帰って行く。

一体、彼は、ネパールで何を考え、何を感じたのだろう?

彼は、一度泣くことで感情を表したが、言葉で何かを語ることは、
ついになかった。

この映画を見る人それぞれに考え、感じてほしいということか。 

 

ところで、この映画の冒頭部分で、外国人労働者といっしょに主人公が
ジャージャー麺(짜장면)を食べる場面が映し出された。

韓国映画の食事場面では、なぜか、ジャージャー麺を食べるシーンが
やたらに多い。


(終わり)



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