■거북이 달린다 「亀、走る」 2009年 〇〇〇--
「亀、走る」。
このおかしな題名に引かれ、観ることにした。
2009年、300万の観客を動員したアクションコメディ(年間6位)。
舞台は忠清南道の礼山郡。
主人公の男は、ダメ刑事にしてダメオヤジ。
容疑者への暴力で3か月の停職をくらい、生活費に窮した男は、妻が
内職で貯めたヘソクリの貯金にまで手をつけ、賭け闘牛につぎ込む始末。
さいわい、闘牛で大勝ちし30万円を180万円に増やしたまでは
よかったが、指名手配中の凶悪犯にそのお金を全額奪われ、散々
殴られたあげくにナイフを右手に突き立てられる。
父親として、そして刑事としての男のプライドはズタズタに
切り裂かれた。
「亀でも走らなければならない時がある」。
男にもそういう時が来たのだ。
目覚めた後の男の活躍ぶりに胸がスカッとする映画だった。
■야수 「美しき野獣」 2006年 〇〇〇
巨悪に挑み、見事に踏みつぶされた刑事と検事。
全てを失った2人が、捨て身の復讐を決行する。
刑事役の「野獣」が若干、迫力不足だったが、全体的にはなかなか
見ごたえのあるノワール映画だった。
(終わり)
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