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Channel: 福岡発 コリアフリークなBlog
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南北兵士と米軍の戦い

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■웰컴 투 동막골「トンマッコルへようこそ」2005年 〇〇〇〇-



2005年、800万を超える観客を動員した大ヒット作(年間2位)。

朝鮮戦争の最中(さなか)、戦争が始まったことも知らない、険しく
奥深い山間地の小さな集落であるトンマッコル(架空)が舞台。

その集落に部隊からはぐれたり、負傷を負ったりした人民軍兵士3人、
韓国軍兵士2人、米軍操縦士1人が命からがら迷い込む。


△南北の兵士が出会い一触即発の危機に

しだいに6人はのどかな集落の暮らしに馴染んでいき、奇妙な共同
生活が始まる。


△イノシシの肉を食べる6人

しかし、その夢のような共同生活も長くは続かない。

集落を人民軍の陣地と誤認した米軍による空爆が近いことを知った
6人は、米軍の爆撃を別の山に誘導するための「作戦」を立てる。


△米軍の爆撃を村から離れた高地に誘導した5人

「作戦」は見事に成功するが、米軍を説得するため下山させられた
米兵以外の5人は、全員、そこで命を落とす。

本来敵同士だった南北の兵士5人が命がけで守ったのは、国家でも
イデオロギーでもなく、小さな集落ののどかな暮らしだった。

上映当時、南北の兵士が協力して米軍に立ち向かうというこの構図に、
韓国内の右派団体からは抗議の声もあがったとのこと。

「ヲタク」自身は、この映画を、同族間で殺し合う戦争の根本的矛盾と
悲劇を幻想的な手法で描き出した名作だと考えている。

■관상   「観相師」 2013年           〇〇---



2013年、910万人を超える観客を動員した大ヒット作(年間3位)。

15世紀の朝鮮を背景に、朝廷の権力争いに巻き込まれた一人の
観相師がたどる数奇な人生を描いた空想時代劇。

現代においても、霊能者や占い師が社会的に強い影響力を持つ
韓国ならではの映画と言える。




(終わり)



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