ジャンルや表現手法は全く異なるものの、同じく霊的現象をあつかった
韓国映画を2本、見た。
1本は日韓両国でヒットしたホラーサスペンス。
もう1本は、ある意味、見る者の目を欺(あざむ)くような実験的な
手法で撮られた映画。
以下、鑑賞記録。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■폰 「ボイス」 2002年 〇〇〇--
(181)
韓国のホラーサスペンス映画として、日本で最高の興行成績を収めた
ヒット作。
1人の女性記者が、携帯にかかってくる不可解な電話を手掛かりに、
身の回りに起きる怪奇現象の原因にたどり着いていく。
緊張が途切れない展開に、すっかり引き込まれてしまった。
実によくできた映画だった。
■싱글라이더 「エターナル」 2017年 〇〇
(180)
証券会社の支店長として懸命に働き、妻と子どもをオーストラリアの
シドニーに早期留学に送り出して2年。
突然、会社は倒産してしまい、妻と子は現地の男性と半同棲している
ことがわかった。順調に見えた主人公の生活は完全に破たんして
しまい、疲れ果てた彼はソウルの自宅で自死してしまう。
かたや、オーストラリアで2年間働いて貯めたお金を持って韓国に
帰国しようとしている若い女性。
ネットで見つけた有利なレートにつられ接触したシドニー在住の闇の
韓国人両替屋に、1万9000豪ドル(約150万円)を奪われたあげく
殺されてしまう。
その、男女(の霊)が、オーストラリアのシドニーを舞台に、
死の前後にわたって繰り広げるドラマを描いた実験的な映画だ。
(終わり)
← 応援のクリックをお願いします。
↧
日本1位の韓ホラー映画
↧