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韓国映画と児童性暴力

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■공정사회  「ある母の復讐」 2013年    〇〇〇--
(268)



子どもに対する性犯罪を告発する社会派映画なら何本か見たが、この
映画は、実話に大幅なフィクションを加えた復讐劇。

学校帰りの10歳の少女が「母親の知り合い」を名乗る男の車に乗せ
られ、男のアパートで性暴力を受けるという事件が発生する。被害
少女が心と体に生涯に及ぶ深刻な傷害を負ったにも関わらず、警察の
動きは鈍い。業を煮やした母親は、子どもの記憶(絵など)を元に、
40日間をかけ、自分の手で真犯人をつきとめる。

どうやら、ここまでは実話のようだ。

映画では、母親が「何でも屋」の協力を得ながら、世間体のため事件を
表沙汰にしないように動いた別居中の夫の歯科病院で、犯人の男を
診療椅子にくくり付け、歯を抜いたり歯の神経まで削り取るなどの
徹底的な血の報復を加え、命を奪う。

警察は、病院の監視カメラに残された記録を元に、夫と不倫相手の
若い女性事務員(実際は変装した「何でも屋」と母親)を逮捕する。

「ヲタク」も直視できなかった残酷な報復シーンを含む作品だが、
海外の映画祭では数々の賞を受賞している。

冷静に考えてみれば、最も残虐で罪深いのは、実際の犯罪行為なのだ。

■영화는 영화다 「映画は映画だ」 2008年 〇〇〇--
(267)



2008年、130万を超える観客を動員したノワール映画(年間18位)。

映画俳優の男と裏社会を生きる男の2人が主人公。

2人の男の人生が、偶然、交差することになり、お互いがお互いの
レゾンデトール(存在理由)を命がけで示すことになる。

あまり期待せずに見た映画だが、なかなか見ごたえのある映画で
あった。


(終わり)



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